ハード・ロハス

スロウライフ・スピードスタイル

動物との戦い〜秋篇〜

 今春にとつぜんはじまったネコとの戦いは、先日、あっけなく終わった。
 大量の木酢液(ネコの忌諱剤)とネコニゲールの併用作戦も効を奏さず、あいかわらずクルマのフロントガラスに放尿マーキング痕と足跡。
 最新兵器として、超音波ネコ撃退機「ガーデンバリア」の導入予算をワイフより承認され、設置場所についての協議をしようと一階店舗のおじさんに話しかけたところ、おじさんもネコ被害に困っていたらしく、すでに飼い主とマンション管理会社に談判し、ネコを外に出さないという誓約書をとったという。


ユタカメイク GDX‐M ガーデンバリア (ミニ)

ユタカメイク GDX‐M ガーデンバリア (ミニ)


 昨年の秋はカメムシの大量飛来があったが、今年はほとんどカメムシの姿を見ない。カメムシにも当たり年とかあるのかもしれない。
 そのかわり、今秋はスズメバチがすごい。
 先日、一頭が室内に入り込んだときは、たまたまかと思っていたが、連日、スズメバチを見るようになった。マンションの8階なのに、である。
 今朝、ベランダで海を見ながら煙草を吸っていると、2〜3分に一度の割合でスズメバチが通る。
「9階に巣があるんだよ、きっと」
 と、娘がまた戯言を言いだした。
 しかし学校に行ったあと注意深く観察していると、どうやら斜め上の9階ベランダからうちの前を横切っていくルートが、スズメバチの定期航路になっているらしい。
 それからカラス。昨年は近辺ではまったく目にすることがなかったが、今年は3〜4尾を常態的に見るようになった。うち1尾は目の前の鮑屋(水産加工の会社)の建物の屋上を持ち場にしているらしく、毎朝、出勤してくる。ただ、いまだ人間への警戒は強いのか、目立ったゴミ漁りの被害はない。人間の方も、あいかわらず前の晩から路上に生ゴミを出す習慣は維持されている。分別がしっかりしていることや、ゴミ出しのマナーが良いので、ネットなしで路上に出していても、まだだいじょうぶである。
 トンビが上空で睨みをきかしているからカラスもなかなか非行に走れないのかと思いつつ窓の外を見ていると(ちょうどこれを書いているとき)、カラスがスクランブル発進。接近したトンビと、ゆるゆる空中戦。しばらくゆるゆるやっていたが、けっきょくトンビが撤退。がんばれ、トンビ。
 近辺では3棟の高層マンションが建築中。
 古い建物をつぶして駐車場になるところも増えてきた。
 小田原もそろそろ難しくなってきたかな。