日曜は朝から雨だったので、ひねもす部屋のなかでロープワークの練習。
最初は本を見ながら、やがてテレビをみながらでも勝手に手が動くまでひたすらくり返す。指の皮がむけて、ひりひり。
好みの結び方を何種類かもっていると何かと便利だし、何より、新聞を束ねたり、洗濯ひもを張ったり、日常の些事もこだわりをもってやれば楽しくなる。
高校に入ったらカヌー部に行きたいという娘にもおしえようと思う。
カヌー部に入ったらロープワークは必須になるだろうけど、ちゃちゃちゃっともやい結びなんかやっちゃう女の子がいたら、かっこよくない?
もやい結び。簡単なのにさすがの強度。「キング・オブ・ノット(結びの王様)」と呼ばれるだけあって、船舶、山岳でも必須技。左右非対称の結びも美しい。
ターバック結び(自在結び)。テントやタープを固定する綱などを、ぴんと張ったり、緩めたりできる便利な結び。
パイル・ノット(杭結び)。人類の叡智、ここにあり、という感じ。結ぶたびにそのシンプルな美しさに感心する。杭に結ぶならこれ。杭のかわりにチャリだけど。
アルパイン・バタフライ・ノット。美しい名前にひかれたが、その結び目の優雅さ、結束の迅速性、強固さには感動を覚える。ランタンやハンガーを下げるループとして、救助や山岳における握り手として、ロープの途中に簡単につくれる。
教本はこれ。2011年夏に初版発行という新しさと、ロープのほかに、風呂敷の使い方、テーピング(包帯)の巻き方など実用性の高い技術も掲載されていながら、手のひらにのるコンパクトさがよい。ロープの教本はどこでも持って行ける手軽さも大事。
- 作者: 関野吉晴
- 出版社/メーカー: 新人物往来社
- 発売日: 2011/07/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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