ハード・ロハス

スロウライフ・スピードスタイル

有事避難訓練2011

毎年恒例の有事避難訓練。

サバイバル道具と、それを使う技術をブラッシュアップし、日常生活のありがたさを痛みをもって実感するわが家の最重要イベントのひとつである。

今年は大震災と津波への対応として、新たにカヤック・トレーニングを導入。湖の対岸側に野営地があったことから、資材の陸上輸送はたいへん。有事における水上輸送の重要性について考えるよいきっかけとなった。

湖の対岸が野営地。

このように陸上輸送は一輪車を使う。

 

 

また、魚を釣って食べる、つまりはブラックバスをさばいて食べる貴重な体験もあった。

洗濯ができないので、朝夕と水着で過ごす。娘は結局、五日間、風呂に入らなかったそうだ。

甥っ子は釣りの魅力を覚え、姪っ子は魚をぐわしっとつかめるようになった。成長。

 

 

初日は僕の実父と娘と犬のみのメンバー構成だったので、食事は三食レトルトとカップ麺のみ。翌日から来ることになっている弟一家に「肉くわしてくれ〜」と電話で懇願する実父は、どうやらレジャーと勘違いしていたようだ。これはあくまで有事対応の訓練なのである。

 

 

二日目以降はアウトドア・マスターであり70km級トレイルランナーでもある弟がやって来たことで、無事、父も肉が食えたようである。

 

荷物を運び、野山を駆け、水を渡る訓練。

道具をブラッシュアップすること。

機材は使いこなしてなければ、いざというときに役立たない。消耗材の残量を確認し、機材の動作をチェックする。水缶に穴が開いていれば意味がない。

自然災害はもちろん、北朝鮮自転車部隊の侵攻に対しても、逃げ切れる体力と機材体勢をめざす。

本年は日常生活で粗食と腹7分目をこころがけた成果が大きく出た。腹が減っては戦はできぬでは、現場で使いものにならない。腹が減ってもどこまで動けるかが勝負。

 

 

今回の反省は三点。

ひとつ。インフレータブル・カヤックは準備に時間がかかるわりに安定性がない。折りたたみ式のフレームに強化生地を張るフォールディング・カヤックの導入を検討すべき。またパドルはしっかりした二分割のものを用意したい。

ふたつ。洗濯ばさみとスコップを忘れたのは痛かった。何かと応用の効く洗濯ばさみとスコップ。ミミズの確保のほか、罠にも使える。洗濯ばさみはステンレス製のシンプルで丈夫なものを増やす。

みっつ。ロープワークは生き抜くための男の基本。しかし本番でいつも手順を忘れる。自宅でさらに研鑽を積むべし。

 

 

●動画9分40秒

<span class="deco" style="font-size:small;">(再生ボタンではなく、YouTubeロゴをクリックすると大きなサイズで再生できます)</span>

 

 

ステンレスピンチ (洗濯ばさみ) 10個セット 00357-9

ステンレスピンチ (洗濯ばさみ) 10個セット 00357-9

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なお、耐乏生活のささやかな贅沢として、うまいご飯は手放せない。短時間で素早く、しかも勝手にうまいご飯の炊ける「らくちんご飯」は便利きわまりない。5合を18分で炊けるから、日常でも急なお客軍団の訪来にも焦らず済む。アウトドア使用では、かさばることが難点。あとはセンサーの耐久性か。使用して2年の現在のところ不具合は出ていないが。

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