ハード・ロハス

スロウライフ・スピードスタイル

生活数値化3ヶ月総括

 息を吸ったり、おしっこをしたり、眠ったりする以外に、何をしているのかよく分からないまま40代を迎えるのも、まあそれはそれでいいんだけど、自分の30代はどんなふうに消化されたのかを知るのもわるくないと思い、生活のひとつひとつをできるだけ数値化して記録・集計してみようとエクセールに記録をつけはじめて5ヶ月がたつ。(※関連記事
 当初は2ヶ月スパンで集計していたが、3ヶ月スパンに変更してからの最初の集計となった。



 今回は「煙草」が項目落ち。息を吸う回数を数えているようなものなので計測中止。
 1位不動はクルマ(軽商用車。項目名は「エブリィ出動」)。5000km近くを乗っている。なるべく使わないようにしたいのだが、小回りがきいて便利だしマニュアルトランスミッションと3気筒エンジンのフィーリングが楽しくて、ついつい乗ってしまう。遠征がかさなったことも響いた。逆にいえば生活でいちばん稼働しているものなのだから、投資する価値は高いともいえるが、中古の軽貨物車はこれ以上やることがない。キャンピングカー仕様にすることも一時期は本気で検討して見積りまで取ったが、日常の使用勝手がわるくなることと、チャリを積めなくなるので廃案。というような感じで、税金などオートバイと同じだし、リッター13キロ以上走るので、維持費はあきれるぐらい安い。来期も稼働率1位は変わらないだろうが、依存を抑えたい。


 「煙草」が項目落ちしたことで2位に踊りでたのが「スイム」。ただし、今回の集計から、他とバランスをとるためにケタをひとつ落とした。なので「1017」という数字は3ヶ月でオリンピック選手ばりに1017km泳いだということではなく、10分の1の101.7kmである。


 3位のバイク(チャリ)は5月の列島縦断330kmイッキ走りが効いて数字がのびた。これを差し引くと、1ヶ月あたり200キロ程度と少ない。4位のオルベアは上記のバイクを機種ごとに細分したものである。復活させたオルベア号はやはりよい。登坂が素晴らしい。かわってセマスカーボン号はオルベア号の復活で距離が落ちて7位。7月末に復活のサーベロ号も11位にランクイン。


 5位のラン。東海道53次完全走破プロジェクトなどもスタートし距離はもっと伸びてもよさそうな気もしたが、結果は575km。月あたりは200km弱だからランナーとしては意外に走っていない感じだ。


 6位のスクーター。バイク置き場の環境が悪化し、引き出すのが困難になったこともあり、数字は減少傾向にある。来期はトップ10入りも危ぶまれる。


 10位の石垣山。59回登坂ということだが、石垣山の数字は今の僕にとって幸せの最大の尺度である。妻や娘も登るようになって、ますます数字は伸びるだろう。やはり1日1回平均は登りたい山である。


 11位以下から気になったもの。
 腹筋。単位は10回。スイムの際、姿勢が悪く腰が落ちてエビぞっているためにスピードが出ないのではと指摘され、腹筋で姿勢を支えるために今期から導入するも、三ヶ月でたった430回。一日あたり4.6回では効果も望めぬ。
 一眼レフは新しく導入したEOS5Dmk2がフィルム時代の感動モノで、稼働率がぐんと上がった。相対的にそれまでカメラの主力機だったHD1000は後塵を喫した。
 「酒」は20回。4日に1回のペース。だいたい変化のないものなので、この項目は来期から廃止予定。
 「床拭き」の20回は素晴らしい数字だ。ワックスをかけたこともあり、床拭きはさらに楽しくなった。この数字は石垣山とならんで幸せの指標である。
 「クルマ自転車積載」の21回については、月に7回はクルマにチャリを積載していたことになり、けっこうな数である。キャンピングカー仕様改造の廃案はこのデータも参考にした。逆に来期から車中泊の項目を設けるのもいいかもしれない。
 「ふとん干し」は回数ではなく枚数。7月は晴れ間が少なかったことで苦戦したが、住居の規約でベランダに干すことが禁止されているという通達が来たことも響いている。
 「寝込み」は今期から新規に項目入り。字のごとく、病で寝込んだ日数である。
 データからすると「圧力鍋」や「トレンクル」「背負子」「釣り」は稼働率がきわめて低く、厳しい判断が求められそうである。
 例年夏場は回数を伸ばすはずの「箱根登坂」が1回しかないというのも、昨年のクルマとの正面衝突事故の後遺症である。公道をチャリで走るのが怖い。


 来期(8月〜10月)をのぞむにあたって、特にこれといった数値的目標があるわけではないし、淡々と数値を記録していくだけであるが、それにしても3ヶ月の生活というものは数値化してみると、なんともあきれるぐらい何もしていないなあ。特に「本屋」の1回というのはひどすぎる。