ハード・ロハス

スロウライフ・スピードスタイル

GWなかびは安息日

 GW飛び連休あいまの、なかびは雨の一日。
 5月3日の筑波8時間耐久チャリレースにむけて、今日明日は休息日とした。
 朝から仕事でこまごまと連絡が入り、何かと忙しい。
 仕事のあいまに、水道屋さん、運送屋さんに来てもらう。
 水道屋さんは風呂のつまりの修理。ビニール袋いっぱいの髪の毛が出てきた。まこと女は獣。
 運送屋さんは折りたたみチャリ「GAAP」の発送で。第二の人生、青森八戸への旅立ち。運送屋さんが出ていったあと、娘が腰まわりに抱きついてきて顔をうずめ、「ガープ、行っちゃった・・」と言った。出会いと別れ。
 夕方からクルマの修理に板金屋さんへ行った。この板金屋さんは有名なフライフィッシャー(故人)の実弟にあたり、店舗の半分がフライフィッシングのプロショップになっている。作業をしてもらっているあいだも、いろんな鳥の羽根を見ることができるので飽きない。
 マウンテンバイクと徒歩で深山幽谷の源流に入れば、イワナが簡単に釣れるよ、とおしえてくれた。ただし熊には注意。
 熊に食われるのはもちろんいやだけど、源流のイワナ、ああ食いたい。フライマンたちのあいだでは、食うために釣り魚を殺生する人を「キル派」と呼んで敬遠する傾向もあるみたいなので、部屋に飾ってあったヤマメの写真を見て、思わず「ああ、美味そう」と口をついてしまったときは、やばし、と思ったが、店主はおだやかに笑っていた。
 丹沢も玄倉(くろくら)川はヤマメが下流に駆逐されてイワナ化が進んでいるという。駆逐されて川を下ったヤマメは海でサクラマスにヘンゲする。水温の高温化も、ヤマメの降海の大きな原因になっているそうだ。温暖化の影響がそんなところにも。
 丹沢の源流で、まずこれさえあれば大丈夫というフライを2種類くれた。これをお手本に自分で巻きなさい、という意味である。
 うーん難しそう、と言ったら、タイイングの実演をしてくれて、出来あがったフライもくれた。
 ピーコックハールとスレッドによりを入れて巻き止めるテクニックは、とても勉強になった。ハールが切れて、あーあ、という事態も解消するはずである。
 娘はクジャクをはじめ、きれいな鳥の羽根を三本ばかりもらって喜んでいた。
 このあとホームセンターで台所ふきんの「シェフ御用達」徳用パックなるものを買った。スーパーではネギのバラ売りがなく、しかたなく3本買い。エビが安かったので思わず手が出そうになったが、エビを使う料理の予定はないので踏みとどまった。
 本屋で娘に青い鳥文庫の本を買ってやり、ツタヤでDVD「ゆれる」を返した。
 スポーツクラブの終了時刻がせまっていたが、駆け込み入場で、トライアスロンパンツでラン4km、ばばっとシューズとTシャツを脱ぎ捨てトランジット、プールに飛び込みスウィム1400m、しめて40分でホタルの光。
 トレーニングもこのぐらいだと、1日で煙草を吸っている時間より少ない。