ハード・ロハス

スロウライフ・スピードスタイル

煙草を吸えない体がダメ化する

 いったん家にもどったあとは、ダイドースポーツクラブでエアロバイク15km、ランニングマシン2km(こいつは、はじめてやった)、スウィム1.5km。
 こんな調子で日々、修練していても、腹はたるみ、石垣山登坂タイムは落ちつづける。人間は思ったよりも燃費がいい。
 煙草をなんとなく吸わなくなってから、ろくなことがない。酒も、歌も、なんかいまひとつノレない。
 葉巻を買い足しに行こうと思いつつ、面倒くさくてなかなか行けない。
「葉巻って、フカすんだろう?」
 と、人によく言われるが、どうも貧乏性みたいで、ばっちし肺に入れてしまう。「んで、鼻の穴からぶふーって」
「キツくねの?」
 キツいというより、一本まるまる吸わないといけないのがつらい。途中で捨てるのももったいないし、シケモクみたいな匂いも嫌なので、けっきょく一本きっちり肺に入れて吸うと、なんだか最後の方は苦行みたいになって気が重い。切れたのが幸い、買いに行くのが億劫になっている今日このごろ。
 そのうち煙草を吸えない体になってしまうんじゃないかと心配である。