主夫の元祖という人がいるそうだ。
村瀬春樹。村上春樹と一字違いの作家。『怪傑!ハウスハズバンド』を書いて80年代に主夫ブームを巻き起こした。しかし、主夫ブームって何だ?
村瀬さんは言う。主夫を動かすのは、家族を救おうとする「男の侠気」。25年前、肩身狭い思いで社会と戦った彼ら先駆者たちにとっては男の闘いだったのだろう。それに対し、自分を安全な場所に置きながら、主夫のいいところどりをする「兼業主夫」というスタンスは、いかにも現代的で男気がない。
- 作者: 村瀬春樹
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 1984/11
- メディア: 単行本
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