図書館で借りたロベルト・ボラーニョの本を返却に。この本はもともと蔵書になかったので、リクエストしたら図書館が買ってくれた。1回2週間、借りられて、今回は2回目。
6章あるうちの2章までしか読めなかった。1回に1章しか進んでいない。
とにかく意味がよく分からない。2章は、幾何学の書籍を物干し竿に干して、本が朽ちていくのを毎日眺める大学教授の話だった。しかし意味がよく分かる本があふれかえっている時代なので、こういう活字にじっと取り組むのは、かえって心が平穏になる。睡眠導入にもぴったりで、ぜいたくな本である。
ふだんはスイミングスクール近くの近代的な図書館を利用しているが、返却期限が過ぎて、次の予約の人が待っているので急ぎ、いちばん近い本館へ。
本館に行くなら、実用自転車でしょう、ということでひさびさに出す。
本館は小田原城址内にあり、夜はぜったいに近づきたくない感じの雰囲気。
しかし建物に入ると、すごく懐かしい匂いがする。
窓の外には新緑の小田原城。
小田原観光のおりには、懐かしい匂いに出会いに小田原図書館本館においでませ。
利用案内。
- 作者: ロベルトボラーニョ,野谷文昭,内田兆史,久野量一
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2012/09/26
- メディア: 単行本
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