ハード・ロハス

スロウライフ・スピードスタイル

脱クルマ作戦失敗・・そして今度は軽貨物

 とつぜんですが、軽オープンカー「コペン・アルティメットエディション」を手放しました。
 悦楽カーとしては最高のクルマだったんですが、正直、想像以上に良すぎました。


 脱クルマをめざして不便な軽ツーシーターのマニュアルにしたのに、納車後は週末ごとに朝から峠に走りに行き、これまでランニングで行っていたところでも、ついついクルマでGOってなことになってしまって・・。
 おまけに、飛ばしてしまいます。自分が抑えられません。反省しつつも、楽しくて、またついやってしまいます。
 娘に「おとーさん、コペン乗ったらヒトが変わる」と言って怖がられてしまい、断腸の思いで決別を決めました。
 二ヶ月足らずでの売却ですが、さすが悦楽カー、すごい値段で売れてびっくりしてしまいました。


 そして今度やって来たのは、マニュアルの中古軽貨物です。マニュアルを探していたら、乗用車ではほとんどなくて、けっきょく4ナンバーの商用車となったわけです。
 これならもうコペンみたいには、乗る気がしないでしょう。妻などは早くも、もう絶対に運転しない、と宣言しています。
 軽貨物といえば白が定番ですが、心に残る深い緑に目を奪われ(近所に一台、同じのがいるのです)、その色を中古で探したら全国で二台見つかり、近い方の埼玉で買いました。


 納車の日は、首都圏は大雪で各高速道路も閉鎖。
 国道1号も氷結スリップで坂を登れないクルマが玉突き事故で大渋滞。納車していきなり苛酷な洗礼を受けましたが、小田原に帰ってくると1mmも雪がなくて感動しました。


 ハードロハスの道は険しいですが、つい二ヶ月前まで乗っていたハイブリッド車の半額以下で軽乗用車を買い、そのコペンの半額以下で今回の軽貨物になったわけで、この短期間のあいだに確実に所有物が微分されていっているところにロハスの妙味を感じております。
 毎回、購入費より下取り額の方が高くて、買い替えるごとに手もとに金が殖えていくのもロハス的な福音を感じますが、会計学的には単に資産が目減りしているだけだと馬鹿にされそうです。