ハード・ロハス

スロウライフ・スピードスタイル

ドライへの目覚め。リバー・ランズ・スルー・イット

 1月の週末。
 フライフィッシング。ふとしたきっかけでドライにめざめた。ドライは巻くのも、投げるのも、釣るのも難しい。難しいものはまずは敬遠。しかし、開成ポンドでは、蛍光イエローのウキに食いつくマスが後を絶たず、ウキに針をつけたウキフライを巻いて使ってみたところ、スリリングでおもしろい。
 キャスティングが少し上達したこともあり、フライラインが魔の手のように伸びて、狙ったポイントに毛鉤を落とす悦びもでてきた。マスが水面の虫を食べようとジャンプする姿を見つけると、そこにむかって魔の手を伸ばす。10m先、15m先に見えたマスを狙いどおり釣りあげるのは、見えない魚をウキでじっと待ち伏せするのとは、またちがった積極性がある。
 ウキフライをちょっと進化させて、フローティングヤーンでもドライフライを巻いてみた。といっても、ただヤーンをフックにつけただけ。これでもスリリングな釣りができた。
 次は購入もののちゃんとしたドライフライを使って釣った。
 こうしてドライにはまりこみ、家に帰って、パラシュートとハックルつきの進化型ウキフライを巻いた。ウキ部分も、素材はフライフォームである。(写真)


 ルアーフィッシング。巻きアワセと手首のスナップだけを使ったアワセの集中練習。少し感覚がつかめてきたが、まだまだ反復練習が必要。
 ラインをフロロ4LBからPE6LBに変えてみたところ、ばっちり決まった。飛距離もあり、しなやかでいて感度がよく、ライントラブルもほとんどなかった。


 マラソン。京都木津川フルマラソンの参加証が郵便で届いた。フライ専門ショップを見つけたので、家族でランニングで行った。(娘は自転車)
 フライショップでは、ハックルとファーを買い、途中でプールにも寄って3.8kmを70分で泳ぎ、走って帰った。ラン22km。


 夜はフライフィッシングの映画を見た。リバー・ランズ・スルー・イット。
 カゲロウが舞う粉雪のように漂う川で、フライラインが飛沫を放ってループを解いて伸びていく映像に詩を感じた。ブラッド・ピット演じるフライマンもよかった。フライフィッシングは、人生そのものにはなりえないが、人生の動かざる軸となりえる。