ハード・ロハス

スロウライフ・スピードスタイル

憧れのフライに初チャレンジ

 フライフィッシングをはじめた。36歳の手習い、といっても独学である。
 とりあえず上州屋で9000円のスターティングキット(竿から毛針から全部ついている)を買ってみた。
 ティペット、リーダー、マラブー、ウェイトフォワード・・同じ釣りと思えないほど、はじめて見る用語ばかり。一夜漬けで勉強。
 しかし、ラインの太さの単位がへんてこだ。メインの糸は#5とか#6とか、太くなるごとに番号が上がるのだが、先につける糸であるリーダーおよびティペットは番数が上がると逆に糸が細くなる。知らずに細い糸をつけて、のちに悔しい思いをすることになる。
 日曜早朝、静岡県三島市柿田川にある管理マス釣り場に行った。名水で有名な柿田川湧水群の水を利用しているだけあって、素晴らしく澄んだ水だ。
 3時間コースを選び、午前8時からはじめて、2時間ちょっとで40匹。馬鹿みたいに釣れた。しかし、大きいのがかかると、ほぼ確実に糸が切れた。ティペット(ハリス)が細すぎて、マスの鋭い歯にやられてしまうらしい。ティペットだけは高価でしっかりしたものを買った方がよいと思った。
 ここではフライフィッシングで釣った魚は持ち帰り禁止。残り1時間でルアーフィッシングで、なんとか美味なイワナ(しかもグリルにおさまる小さいサイズ指定)を釣って持ち帰りたいと思い、あえてへんてこなルアーを使った。7センチの巨大ミノーでとりあえず1尾確保。(まわりの人がびっくりしていた)
 ルアーチェンジすると、すぐにマスが釣れてしまう。ファイトと取り込み、リリースの時間だけでも馬鹿にならない。なるべくターゲットのイワナだけが来るように、ニジマスが釣れないルアーを選び、アタックをつづけた。終了時刻20分前に2尾目のイワナゲット。
 この日は合計44尾。家にもどり、昼食に家族にふるまったら、大評判だった。2尾は見た目はほとんどいっしょだったが、顔つきが微妙に違っていたので、調べてみたら、イワナとブルックF1(イワナとマスの掛け合わせ)だった。娘に説明してやると、すぐに理解した。おそらく全国でも数少ない小学3年生、イワナとブルックを見分けられる小学生だ。
 昼食後、チャリで石垣山5往復チャレンジ。(これも初チャレンジ。今まで最高は4往復)
 1往復目はゆっくり。
 2往復目は引き足だけで。
 3往復目は立ち漕ぎだけで。
 4往復目は軽くタイムアタック。
 5往復目・・半分も行かないうちに足が動かなくなり、断念。
 合計標高870メートル登坂。箱根とちょうど同じぐらい。
 このあと、ランニング13キロと、スウィム1キロ。
 ほんとは3キロ泳ごうとしていたのだが、太股の裏の筋肉(ハムストリングス)を2度もつって溺れ、断念。
 水は危ない。マス釣りの呪い?