ハード・ロハス

スロウライフ・スピードスタイル

幼児性愛犯罪の経済的社会的損失

小田原のような平和な町でも、昨今の小学低学年への事件の影響は大きい。
 やっと子どもだけで遊ばせられる環境を手にしたと思ったばかりなのに、早くも完全送り迎えつきの毎日に舞い戻ってしまった。子どもが元気にただいまーという声を聞くのが楽しみな毎日だっただけに残念である。
 くもんの送り迎えを週に2回の他に、友だちとの遊びの約束にもいちいち送り迎えをする。もし友だちの誰かの親が迎えに来ないときはうちの子だけ連れて帰るわけにもいかないし、送り届けてあげることになる。反対にうちが送り迎えをしなければ、友だちの親御さんが送り届けてくれるようなことになってしまう。仕事をしようにも、子どもの行動に合わせて切れ切れの時間になってしまい、仕事にならない。先生たちも本業以外の防犯のためにかなりの労力を割かれている。
 今、日本全国津々浦々でこのようなことが行われている。
 地方であれば送り迎えにクルマをだすだろう。働いている人ならどうにか仕事に工面をつけて送り迎えの時間を捻出するだろう。ガソリンの損失、仕事が止まることの損失、警察の巨額の捜査費、さまざまな経済的損失の総計は数兆円規模にのぼるのではないか。
 一発二発でこの損失。じつに核爆弾みたいなものである。
 再犯率も高い。厳罰化では再犯を防げないというデータもある。厳罰化とか氏名公表とかの議論は時間がかかるだろうし、じつは小児性愛者自身もどうしても止められない自分を悩んでたりするケースも多いから解決の道筋は遠い。やはりここは、とりあえず、ちょっきんと去勢するってことでどうでしょう。